ぷれす通信

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読んだら書きたくなりました vol.110

『犬のおしりにしかれてます。』

赤澤英子 文響社

世は空前の猫ブーム。日本では駅長さんも家政婦さんも22世紀からやってくるロボットもバスもみんな猫です。しばらく前に推計飼育数で猫が犬を調査開始以来はじめて上回ったとか。そんななか、犬だって可愛さでは負けてないよな、と深く思わせてくれたのが本書でした。犬の「トイプ」と飼い主の「私」の共同生活の日々をつづったエッセイマンガ本で、トイプのあざと可愛いさや、トイプと私の攻防戦に胸がキュンキュンしちゃいます。ペットはメダカしか飼ったことがないので、ワンコってこんなに人間みたいな反応するの? ワンコってこんなに賢いの? ワンコってこんなに可愛いの? とすっかりトイプの虜になってしまいました。とくに、嫌なことから逃れるために全力で工夫したり、うっかりやらかしてしまった失敗を一生懸命ごまかしたりしているトイプが可愛くて可愛くて!! 犬を飼っている人なら「うちの子はこの場合こういう行動をするな」と比較したり「わかる!」と共感したり、飼ってない人なら友達の家族の話を聞くように楽しめる一冊です。一緒にトイプの可愛さに癒やされましょう。(いく)

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『PLAY WORK(プレイ・ワーク)』

ピョートル・フェリクス・グジバチ PHP研究所

イベントやセミナーに参加したら、その一角に「スナックたまえ」と称し、提灯を置いて着物の女性がお酒と軽食を出して、参加者の相談にのっている――。これ、本当の話です。本書のテーマ「プレイ・ワーク」。遊ぶようにして働く。たまえさんは学生時代、海外に出てコミュニケーションに満ちた職に就きたいと思っていたのですがそうはいかず。ふと自分を振り返り、別のフォーマットで試みて実現させたというわけです。これは自己認識を深めた結果、他者と語る喜びを再認識し、自分を開示して、私という価値をみんなにわかってもらう、というステップを踏んでいます。そして多くの相談者に慕われ、最終的に自分の生き方に納得する自己実現を果たしています。プレイ・ワークはこうした軸をもとに、既存のルールに縛られず、もっと主体的に仕事に関わって楽しんじゃおうよ! というコンセプトなのです。著者のピョートルさんは、そうした実例をちりばめながら、それぞれが「タレント」として仕事に取り組んで、社会に対してのみならず自分自身に価値を見出す働き方を伝えています。当たり前のことですが、ピョートルさんが一番楽しそうです。政府主導の働き方改革もよいですが、この本から自分自身の働き方改革を始めてみるのもよさそうです。プレイ・ワークスタイルを7つのタイプ(狩人さん・平和さん・研究さん・達成さん・問答さん・変革さん・宇宙さん)に分けて診断もできるのでやってみると面白いですよ。(かつ)

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