ぷれす通信

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読んだら書きたくなりました vol.109

『自分史上最高にかわいく写る シンデレラ・フォトレッスン』

渕上 真由 サンマーク出版

自分が鏡で毎日見ている顔と、ふいに誰かに撮られた写真とではかなり差があるように思います。自分の写真写りの悪さに絶望することも多いのではないでしょうか? TwitterやInstagramが流行り、写真を撮られる機会が増えましたよね。カメラを向けられると「うまく写れるかな?」などと考えすぎて、結局後で写真を見ると、うまく笑えていなかったりこわばった表情になってしまっていたり……。本書はこんな悩みを持つ方におすすめです。「プリンセス・マトリクス」という自分が他人からどういうイメージを持たれているかが分かるチェック表がついているので、その診断結果に沿って表情をつくったりポージングをしたりすれば必ず可愛く写ることができます。さらに痩せて見えたり、血色がよく見えたりするメイクの方法まで書かれています。たくさん写真を撮られる結婚式や同窓会、女子会などももう怖くないですね! 可愛く写ってコンプレックスをなくし、自分に自信を持ちましょう!(くろ)

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『ヘヴン』

川上未映子 講談社文庫

本書はいじめがモチーフの小説で、その描写も多々見受けられます。しかし、それはあくまでタイトルである「ヘヴン」を表現するための一つの素材のように私には感じられました。世の中のいじめ問題について考察するための教材的価値もありますが、彼女がそれに対してどのようなメッセージを送っているのかとばかり考え、ページを読み進めてしまうと読後の感動を損なってしまうかもしれません。何故タイトルが「天国」ではなく「ヘヴン」なのか。そのことに意識を向けてみることを個人的にはお勧めします。それを知ったときの喜びはひとしおですよ。ぜひご覧ください。(もん)

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