ぷれす通信

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読んだら書きたくなりました vol.77

『天使が住みたい冷蔵庫・悪魔が住んじゃう冷蔵庫』

番場智子 主婦の友インフォス

きちんと整頓したほうがいいのは分かっているけれど、なかなかできないのが冷蔵庫の整理整頓。部屋やクローゼットみたいにモノを増やさないという戦法は取りにくい。食材はある程度のサイクルでどうしても増えていくものです。本書では、冷蔵庫を整理することのメリットと整理しないことのデメリットを写真付きで丁寧に解説。整頓方法を伝授してくれるので、「冷蔵庫の中身がこうなのはしょうがない」「どこから手をつければいいか分からない」と諦めたり投げやりになったりしている人必見です。透明な保存容器にラベリングする、保存袋はブックエンドを使って立てて収納するなど、具体的な対策がたくさん載っているので、冷蔵庫がぎゅうぎゅうの人ほど読んでいるとやってみたくてうずうずしてくると思います!(もん)

『一生、元気でいたいから 生命力を足すレシピ』

麻木久仁子 文響社

季節に、体調に、その日の気分に応じて、その時の自分の体に必要な食材を選んで摂っていきましょう、というレシピ本です。これまで、旬のもの、ダイエットや健康にいいものを食べようといったことは考えて食事をしてきました。でも、「秋は体の潤いが足りなくなる時季だから乾燥を防ぐ食材で体を補おう」などと、季節による体調の変化に合わせて食事をするということは考えたこともなく、食事の新しい視点を知ることができました。レシピは「春夏秋冬別」と「目的別」があります。「春夏秋冬別」レシピでは肉じゃがやハンバーグ、カレーなどの定番料理で、季節ごとの不調を補う食材を足し引きした春夏秋冬別のアレンジが載っています。季節ごとに肉じゃがの食材を変えるなんて、最初はびっくりしましたが、本書を読むうちに理にかなっていると納得、それにオシャレですよね。異常気象といわれる昨今、夏は今までより暑く、そこから秋や冬は急に寒くなったりします。外界の急激な変化に負けないためにも、こうした日々の食事で体をいたわり、エネルギーをプラスしていきたいと思いました。(まち)