ぷれす通信

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読んだら書きたくなりました vol.50

『整える、こと』

広瀬裕子 PHP研究所

日々、かろやかに快くすごせたら素敵ですよね。でも、家事に仕事に人間関係にてんてこ舞いなのが現実です。現実って本当に残酷。本書は、そんな雑然とした日々をかろやかに快くすごす為に、様々なものを「整える」ことをテーマにしたエッセイです。シンプルで、ちょっと素っ気ないくらいの文章は、雪解けの水や、冬の暖房でこもった部屋に入れる冷たい空気のようで、澄んだ冷涼な印象を抱かせます。読んでいるとすっと背筋が伸び、はっと気づかされる、そんな気持ちにさせられました。きちんと事前にモノも気持ちも準備をすること、自分らしくいられる場を意識してつくること、気持ちのいい言葉を使うこと……等々。参考にしたい考え方ばかりです。特に、好きではないこと、不本意なことは、流す、忘れる、気にしない、という考え方はぜひ自身も取り入れたいと思います。こうやって、一つひとつ丁寧に整えていけば、日々をかろやかにすごす、凛とした素敵な女性になれそうだと感じました。(まち)

『本気の肌トレ』

友利 新 主婦の友インフォス

本の中に出てくる「面倒くさい」「ちょっとくらい大丈夫」というフレーズを目にすれば、思わずギクリとしてしまう方もいるのではないでしょうか。かくいう私はそのひとりです。日焼け、乾燥、こするなど、聞けば確かに肌にはよくないと思い当たるものですが、意識していないとつい手を抜いてしまうこともあると思います。ですが、この本を読んでそれらがどんな影響をもたらすのかについて正しい知識を得れば、これまでと同じではいられなくなるのではないでしょうか。よく考えてみれば日焼け・乾燥対策も摩擦刺激の軽減もそれほど難しいことではありません。ちょっと意識して毎日のケアを行うことで美肌になれたらうれしい。他にも肌によい食べ物やストレッチなどが紹介されていて、体の外と内の両方から美肌ケアができるので、自分のケアを見直しつつ新たなアプローチを見つけることができるかもしれません。(いく)