ぷれす通信

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読んだら書きたくなりました vol.48

『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』

有賀 薫 文響社

1ページ目をめくると、「ちゃんとしたもの食べたい……」「コンビニは飽きた!」「でも面倒なものは今から作れないな……」「外食はつかれるし お金かかる」と、夜遅くまで頑張った人の心の声がずらり。あなたは私ですか……っ!!という激しい共感が胸に刺さりました。本書のスープレシピは、3工程ととってもシンプルなので、疲れていても「作ろう!」という気になります。材料も身近な食材ばかり、冷蔵庫の中のもので、あるいは帰り道のスーパーで1、2品買い足すだけで無理なく作れちゃいそうなところも魅力です。バッグに入れて邪魔にならないくらいの手頃なサイズだから、帰りの電車の中で開いて、今日作るスープを選ぶのも楽しそうですよね。レシピは、週の始まりで疲れた月曜日の時短スープ、週のまんなかで多忙な水曜日のレンチンスープ、土曜日のごちそうスープなどと、曜日ごとに紹介されているので、疲れているときはそれにそって選べば悩まずにすんで楽チンです! 忙しく頑張る自分にあたたかなひと時をプレゼントしてあげましょう!(まち)

『なぜ、相手の話を「聞く」だけで営業がうまくいくのか?』

青木 毅 サンマーク出版

この本にも出てきますが、営業という仕事には「大変そう」というイメージを持っている人は多いと思います。どうして営業という仕事がそう思われるのか、改めて理解できましたが、そんな営業のイメージを一新させてくれるのがこの本です。客は、その商品が欲しいから買うのではなく必要だから買う、というのは言われてみればそのとおりです。では、必要だと自覚して自らの意思で買いたいと思ったうえで、買ってもらうにはどうしたらいいのか? そのノウハウが披露されています。新鮮な点を一つ挙げると、著者は前提として、営業というのはモノを売るのが仕事ではなく、人の「お役に立つ」仕事なのだ、と説いています。意識と手法を変えることで、大変な営業の仕事が楽しい仕事になるというのです。すでに営業として働いている人だけでなく、これから営業として働きだす人にもおすすめしたい一冊だと思いました。(てつ)