ぷれす通信

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読んだら書きたくなりました vol.40

『防衛大流 最強のリーダー』

濱潟好古 幻冬舎

この本で示されるリーダー(上司)像は「こうだったらいいな」という理想そのものといっても過言ではありません。もし自分がリーダーの立場ならこう振る舞いたいと、部下ならこういうリーダーの下で働きたいと思うのではないでしょうか。仕事の成果を引き出す方法もさることながら、「ウソをつくな」「言い訳をするな」などに表される人間力とでもいうべきものは、リーダーだけでなくどんな社会人にも適用される重要な力だと感じました。防衛大の学生の身分は特別職の国家公務員だというのですから、一般的な大学の学生とは大きな隔たりがあります。生活の断片を知っただけでも生半可な覚悟では4年間を過ごせないだろうと思われる厳しさですが、だからこそ身につく能力は本物なのだろうと思います。(かつ)

『リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!』

南谷三世 池田書店

海外ドラマを使った英語学習法を、3段階――最初は英語音声・字幕なし、次は音声も字幕も日本語で、その次は(……本書にて)――で示しています。また学習法に関するギモンにも、ていねいに答えてくれています。ぜひ試してみたい勉強法です。この本に書かれている説明を読めば、基本的な単語が、「リアル」な世界でどんなふうに意味のひろがりを持って使われているかがわかります。たとえば「Anytime=いつでも」は「Thank you」の返事として「どういたしまして」の意としても使えるそうです。これならば私でもスマートに使えそう! まずは本書を参考に、お気に入りの海外ドラマを探すところから始めるとしましょう。そのセリフをものにして、役になりきってみるなんてことも素敵ですね。(まち)