ぷれす通信

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読んだら書きたくなりました vol.36

『60代現役モデル毛利理美の創りかた いくつになっても、美しく、いさぎよく生きる』

毛利理美 主婦の友インフォス

本書の中でも紹介されていますが、世界で最も高齢なモデルといえば80代で現役を貫くカルメン・デロリフィチェ。おばあちゃんなんてとても呼べない迫力の美しさで、圧倒的な存在感があります。著者の毛利理美さんは60代の現役モデル。日本にも長く現役を貫くモデルさんがいることを初めて知りました。本書ではそんな彼女が、健康や美しさを保つ方法、ファッションのこと、歳を重ねての体調の変化、仕事や人間関係のストレスの乗り越え方などを率直に語っています。なかでも驚いたのがノニジュースを愛飲しているということ。私にとっては罰ゲームに飲むものというイメージだったのですが、そんなに良いものならちょっと試してみようかしら……、と心が揺れています。自分の気持ちや工夫次第で、60代でも、80代になっても、美しく楽しく生きていけるんだなあと感じました。可愛いおばあちゃんになりたいというセリフはよく聞きますが、美しいおばあちゃんになりたい、と思わされる本でした。(いく)

『腸内細菌キャラ図鑑』

藤田紘一郎 PHP研究所

腸内にすんでいる細菌たちを、その役割や性質をもとにキャラクター化して紹介している細菌の図鑑です。個性的な子がたくさんいるので、ひとり(1個?)はお気に入りの細菌が見つかると思います。が、キャラクターの魅力を重視するか、細菌の働きを重視するかは悩ましいところです。絶対に仲良くなりたくないけれど、悪玉菌たちもかなりいい味出していて、嫌いになれないんですよね。ちなみに、私のお気に入りは、年齢不詳な美魔女の京女、善玉菌のラブレ菌です。彼女、美肌効果もあるそうなのです。本書の中で腸内細菌たちは、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の三種類に分けて紹介されていて、善玉菌のページでは、その菌を摂取可能なサプリやヨーグルトなどが紹介されています。花粉症対策にこのサプリ、ピロリ菌撃退にはこのヨーグルトと、腸内細菌について学べるだけでなく、学んだ内容を生活で生かせる、読者にやさしい実用的な仕様になっている点も嬉しいところです。(もん)