ぷれす通信

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読んだら書きたくなりました vol.24

『イラストでわかる はじめてのハングル』

八田靖史、hime  高橋書店

本書は主にハングル一文字一文字の読み方について、イラストを用いてわかりやすく説明しています。ハングルの単語が載っているページもあり、「??(チョサ)」は「調査」、「??(ムリ)」は「無理」といったように、我々の言語との類似を知ることができます。学ぶのが難しいと思われがちな韓国語(ハングル)。存外、この言語は難しいものではないのかもしれません。ユニークで勢いのあるイラストが楽しくて、学習の後押しをしてくれます。肩肘張らずに学べる、まさに「あたらしいハングル攻略本」です。(くろ)

『ニッポンの新しい小屋暮らし』

YADOKARI 光文社

仲間と楽しむ秘密基地、ひとりで一から作り上げた趣味のロッジ、閑静な住宅街の植物に囲まれた小さなお家など、個性豊かな11の小屋とそのオーナーが登場します。本のサイズも小屋にちなんでコンパクト。オールカラーの写真満載の本です。小屋と一言でいっても、オーナーによってその用途、大きさ、デザインは11小屋11色、どの小屋も随所に工夫とこだわりがあって、見ていて飽きません。読みながら、自分だったらどんな小屋にするかなあと、ついつい想像が膨らむのも楽しい。小屋暮らしにかかるお金や地域のご近所付き合いなど、現実感あふれる情報が載っている点も興味深く、親戚に小屋暮らしを知られたくないなどのデリケートな話題にも突っ込んでいて、読んで眺めて楽しめる一冊です。(もん)