ぷれす通信

communication

読んだら書きたくなりました vol.18

『灯台はそそる』

不動まゆう 光文社新書

灯台という、本来照らす側の存在に逆にスポットライトを当てる意外さとユーモアがまず面白い。まさに灯台下暗しといった感じです。学芸員である著者が個人の趣味嗜好を超え、ある種の使命感をもって綴る文化遺産としての灯台の魅力。専門的すぎず、なんの予備知識がなくてもスラスラと読めてしまう楽しい本です。写真もたくさん載っていて、今や私もすっかり灯台に興味がわき、著者が灯台を紹介するホームページをのぞいています。(くろ)

『雑談が上手い人 下手な人』

森 優子 かんき出版

わたし雑談苦手だわー、と手に取りました。

「雑談の上手な人は○○します。

 雑談の下手な人は××します。」

と、上手な人と下手な人の対比が並んでいて、やった方がいいことだけじゃなくて、やらない方がいい行動をわかりやすく教えてくれます。下手な人の部分が大変心に刺さります(涙)。この本を読んで、雑談とは周囲の人間関係を円満にするのにとても大きな力を発揮するのだな、としみじみ感じました。各項目が簡潔で、やさしい語り口。さっそく実践してみます。(まち)