ぷれす通信

communication

読んだら書きたくなりました vol.16

『よくわかるネット依存』

遠藤美季 監修 PHP研究所

児童書にもこうしたテーマが!と驚くとともに、「もしかしたら自分もネット依存なのでは?」とひやりとしました。「依存」というのは思っていたよりもずっと重たいものなのですね。子どもがネット依存になるひとつの要因として「自己肯定感の低さ」が挙げられています。単にスマートフォンの使用ルールを作ることだけが問題ではないのです。私たち大人がまず、ネット依存を理解して子どもたちを守っていかなくてはいけませんね。(くろ)

『決めた未来しか実現しない』

本田 健 サンマーク出版

すでに未来において実現されている夢を、現在の方に手繰り寄せるという時間の流れを逆に捉える発想がユニークです。自分にとっての最高の未来を「何時」か決めたら、さっそく行動に移す。すると実現の道筋が見えてくる。本当にそんなことあるの?と思って読んだのですが、見事やる気にさせられちゃう本でした。著者の実体験をもとに、次々と広がっていく世界をやさしい語り口で説明してくれます。「本当はこうしたいのに……」と足踏みしている人の背中を押してくれる一冊です。(かつ)