ぷれす通信

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読んだら書きたくなりました vol.15

『超入門ボブ・ディラン』

中山康樹 光文社知恵の森文庫

おそらくボブ・ディランの熱烈なファンからはブーイングが起こるであろう本。著者はディランのアルバムジャケットをディスり、初心者がディラン嫌いにならないために「不要なアルバム」をピックアップする。すべては「ディラン=難解」という誤解を解いて、その素晴らしさを伝えるためなのだが……。私のようにディランを多少知っている者が読むと、毒舌ぶりと言えてる感がツボにはまり笑ってしまう。ディランの歌詞についてほとんど触れていないところも、他のディラン本と異なる特徴である。これからボブ・ディランの音楽に触れてみたい人には、とっておきの一冊です。(てつ)

『先生!私は妊娠できますか?』

中村はるね/清水真弓 主婦の友インフォス

独身のまま、いつのまにか妊娠適齢期を通過していた私。不妊治療については、知ることを今まで何となく避けてきました。けれど、不妊で悩んでいる知人がいるのでこわごわとですが読んでみました。著者の先生方は優しく、ときに厳しく説明してくれています。これを読んだことで、知人の悩みにもっと寄り添うことができるようになるかなと思いました。(まち)