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ぷれす 校正&校閲プロダクション

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ぷれす通信

2016年2月号

広いフィールド、高い砦

某書店の「2015年 分野別 年間ベストセラー」を見ていたところ、10部門中5部門(「新書」「文庫」「経営」「くらし」「スポーツ」)に、ぷれすで校正・校閲した本がランクインしていました。計16冊。部門1位もあり! 
担当した本を書店で目にするだけでも嬉しいものですが、それがベストセラーになると喜びもひとしお。数部しかなかったゲラが、本の形をとり、全国各地の何十万という読者の手に渡る様子を想像すると胸が昂りますね。広いフィールドで仕事をしているのだという実感は、大きな自信につながり、ますます校正・校閲への意欲も湧きます。
もちろん、販売を目的としない印刷物などの仕事も無数にあり、ヒット本を担当したからといって、校正者として抜きんでているというわけではありません。販売目的でないものの校正にはベストセラーという派手さはありませんが、クライアントの信頼を深め、誤った情報を外に出さない、いわば「内向きの砦」を築きあげるという誇りがあります。
強固な土台を基に、高くそびえるその砦はゆるぎなく壮観なはずです。校正者とは、広いフィールドや高い砦を舞台に「たった/されど」の「一文字」と毎秒毎秒の格闘を繰り返すことが存在の証しなのです。
そのため、私の役割を率直に言えば、校正者に多くの仕事を用意し、活躍の場を提供することです。
冒頭を例にとれば、全部門にランクインするくらいに携わるタイトルの量を増やし幅も広げること、多種多様な分野に対応できる人材を発掘し、会社という組織力をもって育て上げる戦略を練ることです。
ぷれす校閲部は新しいステージに上がろうとしています。日々の取り組みを実りあるものにして、さらなる校正・校閲という職能の向上を目指そうではありませんか!(校閲部長・山本雅範)

しっかり立つために、脚は3本

働き始めた頃、「職場、自宅(家庭)の他に、最低もう1カ所、居場所を持ちなさい。合計3つの居場所があれば、三脚のようにしっかりと立つことができる」と言われました。社員研修で教わったのだったかな。
「趣味とかボランティアとか、職場以外の人たちとの交流を持て」ということですね。実際にそのようにしてきました。一人暮らしで自宅にいても、ただ休んでいるだけでは気分転換にならなかったり、家族がいれば、それがまたストレスになったりして、仕事でのストレス解消はしにくい。 
しかし、趣味やボランティア活動、いろいろな人の集まりに顔を出して活動していると、別な世界でも生きている感じ。ストレス解消にもなり、新鮮なものの見方も学べます。
私の「趣味」は音楽です。いろいろなジャンルを聴きますし、アマチュアとして演奏もしていました。演奏も複数ジャンルです。ボランティアもしましたし、他にもいろいろな集まりに顔を出し、飲み会もやっていました。三脚どころか四脚、五脚、六脚で生きていた時代がありました。
一気に世界が縮んだのは結婚してから。結婚相手の人脈も含めてさらに交友関係が広がるのかと思ったらそうでもなかった。なんでかな。
子どもが生まれてからはさらに縮まり、仕事と育児の生活になりました。育児はけっこう楽しいですけれど、ストレスもありますね。やはり職場、自宅(家庭)以外の居場所を復活させなくてはと思ったのが4~5年前。と言っても演奏活動再開の余裕はないので、携帯音楽プレーヤーとヘッドホンを買い、持っていたCDをどんどん入れ、いつも音楽を持ち歩くようにしました。私の第三の居場所は通勤電車の中。まさに「至福の時」です。ボランティア活動も少しずつ復活。
通勤がなく、自宅で仕事をされる方にも、3つの切り替え、おすすめです。(編集部長・渡辺隆)

<h3>2016年2月号</h3>
ワーズハウスへようこそ ついつい間違えてしまう日本語

篠崎晃一 監修
金の星社/143ページ
ISBN-10: 4323072880
ISBN-13: 978-4323072883
価格:1,100円(税別)

2009年から日本テレビで毎週土曜日に「ワーズハウスへようこそ」というミニ番組が放映(関東地区限定)されています。日常生活で使う言葉の正しい使い方や意味、語源などをショートドラマで紹介するバラエティーです。本書は、その番組を書籍化したもので、オビのキャッチコピーにあるように、「ついつい間違った使い方をしてしまう日本語を4コマまんがで楽しく解説!」しています。
第一章~その日本語 ちゃんと意味を知っていますか?~では、「おもむろに」「きのおけない」「こそく」「さわり」「につまる」「やぶさかでない」など、勘違いして使いがちな69の言葉を、第二章~その日本語 間違えて覚えていませんか?~では、「圧倒的に負け」「危なさそう」「お求めやすい」「絆が深まる」「ご指導していただく」「食欲が進む」など、うっかり使ってしまいそうな53の言葉を取り上げています。
本書では、誤用のケースをまんがで紹介したうえで、誤用である理由や正しい意味、使い方のポイントを示しています。例えば、「うきあしだつ」のまんがは、ダンスの発表会が待ち遠しいと言う母に向かって、娘がお母さんたら浮き足立っちゃってと言い返すストーリー。  
これに対して、「浮き足立つ」は“うれしさや期待感でうきうきして落ち着かなくなる”ときに使うのではなく、“恐れや不安が原因で逃げ腰になり、落ち着きがなくなる”ときに使う言葉であり、前者の場合なら「足が地に着かない」を使う、と解説しています。
122の言葉のうちのいくつかは、誤用を見過ごしていたかもしれないと、今になって冷や汗が……。年少の読者を想定した一見軽めの日本語ガイドブックですが、なかなかどうして……侮れません。(お)

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