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ぷれす 校正&校閲プロダクション

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ぷれす通信

2015年9月号

「プルーフリーダーズバッグ」と呼ぶ理由

ゲラを持ち運ぶうえで欠かせないのがバッグです。女性スタッフの多くは、ゲラ用にコンパクトに折りたためるものを使用して、受け取り前や納品後はハンドバッグにしまって身軽に動けるようにしているみたいです。男性スタッフはバッグひとつで通すケースがほとんど。自分はというと、B4が入るナイロン製のトートバッグに、レコードバッグをたたんで間仕切り代わりにし、ゲラがトートに入りきらない時にそれを取り出して使うという方法をとっています。以前はA3が入る同様のトートを使っていましたが、いくらでも入るからと再校(初校戻しつき)5タイトルをイン!などと無茶をしたこともあり、持ち手の革が4年間で3~4センチ伸びて切れそうになってしまいました。(しばしば自分の腕ももげそうになった)
書類を入れるにはブリーフケースが一番よいのですが、せいぜいジャケットを羽織るくらいの毎日なので、バッグも失礼にあたらない程度のカジュアルなものにしています。また、黒と茶の両方の靴と色を合わせられるように、濃紺のボディに持ち手が茶色のものをチョイス。仕事の時はいつも一緒です。
エディターズバッグと同様、プルーフリーダーズバッグもファッション誌に載るくらいメジャーにしたいとかねがね思っているのですが(proofreaders bagで検索するとヒットします)、どうも長ったらしいですね。しかし、校正に対する注目度を上げることに役立つはずなので、皆さんもご自身のバッグをそう呼んでください。定義については……あとで考えましょう(笑) (校閲部長・山本雅範)
※上述のproofreaders bagについてはこちら。どんなバッグかは見てのお楽しみ。
http://www.zazzle.co.jp/proofreaders+バッグ

中学1年生のセルフマネジメント

子どもが中学校に入学して思うこと。中学は忙しくてたいへん。授業が難しくなりますし、定期考査には毎回真剣に取り組まねば。小学校の時から塾に通っていますが、「中学の授業についていくには通ったほうがいい」と本人が言うので続けています。そして部活動。土曜も日曜もあり。夏休みもほとんど毎日朝から夕方まで。ほんとうに忙しくしています。
6月に初めての定期考査である1学期の中間試験がありました。準備計画を一緒に考えようとしてびっくり。なんと、試験の2日目(終了日)の夕方に漢字検定を受けることになっているではありませんか! 「なんで?」、「塾ではいろいろチャレンジすることを勧めていて、漢検にもチャレンジしようって」。でも中間試験と準備期間が重なってしまう。私は「漢検は捨てろ。当日、受けにいくだけでいい。合格したらラッキーと思え」と指導、子どもはその通りに中間試験に集中し、まあまあ、いい結果でした。漢検はダメでしたが、「人間、けっこう忘れるものだ」ということは学びましたので、良しとしましょう。
いろいろ重なった時には、優先順位をつけることが大切ですね。そしてそれぞれにどれくらいの時間をかけ、いつやるかを決めていく。社会人になってすぐ、会社で教わった方法です。
今回、「漢検をゼロ、残り全部を中間試験」と極端に割り振りましたが、9月の期末試験はどうするかな。塾から「英検にチャレンジ」との話があったのですが、これは自分の判断でやめたそうです。試験5日前の日曜日に部活の地区大会が入ったので、その練習と試験準備に、時間と体力をどう配分するか。
中間試験後の担任の先生との面談で、「部活動が体力的にたいへんで……」と相談したところ「体力はだんだんついてきますから、次はセルフマネジメント。うまく自宅学習の時間をとりましょう」と言われました。忙しい中学生にもセルフマネジメントが求められています。仕事を持っている私たちも中学生を見習い、仕事がたくさん重なったら、納期や内容から優先順位をつけ、それぞれをきっちりこなし、体力切れにならないよう、休養もしっかりとるようにしたいものですね。 
 (編集部長・渡辺隆)

この1冊! 『日本語に関する十二章』

<h3>2015年9月号</h3>
『日本語に関する十二章』

工藤力男 著
和泉書院/223ページ
ISBN-10: 4757606338
ISBN-13: 978-4757606333
価格:1,800円(税別)

「八ツ場ダム」はなぜ「やんばだむ」と読むのか? 「月ぎめ駐車場」はなぜ「月決」ではなく「月極」と書くのか? 
日常ふと不思議に思う日本語の使い方。そんな疑問をさまざまな視点から考えるのが本書です。
本書に収められているのは、冒頭に紹介した「ゲッキョク駐車場」、「八ツ場ダム」のほかに、日本人なら一度は耳にしたことがある「開館初日にいかれた人は、特選品がお求めいただけます」という下線部の表現を敬語論などから考察する「いかれた人はいただけます」や、俳句の世界で氾濫している「ありにけり」という表現について考える章など、各章は、さながら短編の推理小説を読み解くような感覚です。
著者は、大学教授を退職後、学界で論じられたことのない日本語の問題を「日本語雑記」として連載。本書はその連載からの11篇に、書下ろし1篇を加えたものです。ユーモアを交えた軽妙な文章があると思えば、論文を彷彿させるような難解な記述も随所にあり、日本語を身近に、さらに学問として考えるうえで非常に示唆に富んだ本と言えます。(お)

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