ぷれす通信

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読んだら書きたくなりました vol.105

『令和の新常識 昭和・平成の旧常識をアップデート』

日本の新常識研究会 PHP文庫

見開きまたは1ページ単位で旧常識と新常識の対比について書かれています。目次を見ると歴史、社会、科学、食、健康、美容、お金、冠婚葬祭など、幅広い分野にわたって項目がズラーっと。すぐにアップデートしないといけません。昭和生まれの私がまず気になったのは歴史の項目。学生時代に学んでいたことが、知らないうちに変わっている……と衝撃を受けました。まさか「いい国(1192)つくろう鎌倉幕府」が歴史の闇に葬られようとは。次に食のページを開くと、鉄分を摂るべくたくさん食べていた「ひじき」にほとんど鉄が含まれていない!? その理由が、調理器具がかつての鉄鍋からステンレスに変わったためという……。このように、「へーそうだったのか! ふむふむ」と思うこともあれば「なんだと! 違っていたのか」と落胆することも。ゆるぎない事実とされていたことでも、時代を経て覆ることがある。これからもさまざまな研究がなされ、アップデートされていくのだろうか、と想像が膨らみました。頭から順に読む必要もないので、興味のある項目や、何となく開いたページで楽しめるというところがよいです。みなさんも常識の見直しをしてみてはいかがでしょうか。(まち)

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『学び効率が最大化するインプット大全』

樺沢紫苑 サンクチュアリ出版

ベストセラーとなった昨年刊行の『学びを結果に変えるアウトプット大全』の対になる本書は、インプットの方法を網羅的に80種も掲載しています。インプットのやり方を「読む」「聞く」「見る」「インターネット」「学ぶ」の5項目に分類し、初歩的な方法から丁寧に説明してくれるので、まずはどれかひとつ興味のあること、やれそうなことから始めてみることができるのが魅力です。私が特に印象的だったのは、インターネットを活用した情報収集・インプットの章です。「現代は情報があふれており、私たちは自分に必要な情報を取捨選択するだけで、疲れてしまっている!」という趣旨の著者・精神科医樺沢氏の主張には、確かにと深くうなずけましたし、漫然とスマホを見るのをやめて、本当に必要な情報にだけフォーカスできたら、仕事もプライベートも効率が上がるだろうなと感じました。私も興味のある分野のキュレーターをフォローして、タイムラインを一元化してみました。この調子でどんどん、スマホを触る時間を短くしていきたい、目指せ1日1時間以内です!(くろ)

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