ぷれす通信

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読んだら書きたくなりました vol.35

『探検! 世界の港』

PHP研究所 編 一般財団法人みなと総合研究財団 協力 PHP研究所

実は、児童書って大人が読んでも面白く発見も多いのです。商港、工業港など港の種別や役割など、案外と知らないことがたくさん。日本はもちろん、世界の有名な港の写真が載っていて各国の雰囲気がよく出ています。それぞれの港の輸出入品を見ると、国と地域の特色が浮かび上がり、納得したり意外な面に驚いたりも。「港のQ&A」では、「港」の字の成り立ち、船どうしがすれ違うときのルールや使用する旗、船酔いしない方法など豆知識が豊富。だんだんと、港に興味がわいて、港へお出かけや旅行も良いかも?と思うようになります。ちなみに日本の豪華客船「飛鳥Ⅱ」は、26の寄港地に立ち寄るそうです。(てつ)

『今まで着ていた服がなんだか急に似合わなくなってきた』

海保麻里子著 サンマーク出版

「何を着たらいいのか、分からない」。漠然とした、それでいてとても切実な悩みですよね。どうしたらいいのか。その答えは、自分の肌や髪、瞳の色に映えるカラーを知り、自分の骨格とボディラインに合ったデザインの服を着ること、なのだそうです。自分のカラーや骨格のタイプは、巻頭のカラー診断シートや本文中にあるセルフチェックテストで診断できます。自分の外見のタイプを客観的に診断するというのは、けっこう楽しいものですね。でも、「『誰でも黒を着ればおしゃれにみえる』は大きな間違い」の章には愕然としました。えー、映画『魔女の宅急便』のおソノさんは、「黒は女を美しく見せるのよ」って言ってたのに!! 黒を着こなせるのは、ウインタータイプという1タイプの人だけだというのです、びっくり。ところが、読後に乗った電車の女性乗客のほとんどが黒を着ていて、二度びっくりしました。全員がウインタータイプということはないだろうから、自分に合う色に無頓着な人はとても多いんだな、と実感しました。自分のカラーや骨格のタイプを知ってファッションに取り入れれば、確実に頭ひとつ抜きん出たおしゃれさんになれそうです。(まち)