ぷれす通信

communication

読んだら書きたくなりました vol.28

『昭和の思い出ドリル』

篠原菊紀 監修 主婦の友社

「文化」「暮らし」「芸能・スポーツ」「社会」とさまざまなジャンルで、昭和の出来事を思い出そう! 全部で700問ありますが、字が大きく設問も簡潔なので、すいすい(?)解けます。560問以上正解すれば、あなたは「昭和王」。一人でやるのもいいけれど、問題を出し合うなど楽しみ方はたくさん。同世代間なら思い出話に花を咲かせ、世代が離れていれば、当時のことや雑学なんかを教えてもらえるかもしれません。優秀なコミュニケーションツールであるとともに、実はれっきとした「脳トレ本」でもあるのです。思い出すことによって脳が活性化されるので、楽しみながら脳を鍛えられるというわけ。平成生まれの方は、親御さんにプレゼントしてはいかが?(かつ)

『美しきイタリア22の物語』

池上英洋 光文社新書

イタリアの都市と歴史にフォーカスした22の物語集。プリニウス、聖アガタ、フェデリーコ二世……登場する歴史上の人物をほとんど知らない私でも、とても楽しく読めました。一つひとつの物語がすっきりまとまっているうえ、波瀾万丈の人生や、紹介される人物の生き様がいきいきと伝わってきます。ひとつの都市につきひとつの物語なので、読んでいるとまるでイタリア周遊でもしている気分になれてしまう、美しき一冊です。(いく)