ぷれす通信

communication

読んだら書きたくなりました vol.1

『買い物とわたし~お伊勢丹より愛をこめて~』

山内マリコ 文春文庫

衣類、雑貨、家具、文具、コスメ、そして本……。買った物と、その時(あるいはその後)の心もようが嫌味なく書かれています。「それ、自分も買った!」なんていうのがあると嬉しいですね(私はありました。ふふ)。買い物は楽しい。しかしあれこれと悩みも多くなる。案外と体力も必要だし、もちろんお金がかかる。にもかかわらず、買い物はつづく。川原瑞丸さんのイラストレーション(カラーです)も味わい深く、いつもバッグに入れておきたい一冊。(まち)

『深海散歩』

藤倉克則 幻冬舎

サファイアから名前をとったといわれる、宝石のように光る甲殻類は本当にきれい。ジュウモンジダコの形状の可愛らしさには思わず頬が緩みました(和む~)。これらの深海生物の写真を見ているだけでも楽しめるほか、卵を守るオスを「イクメン」と称して身近なものにたとえる解説も面白い。なじみのない深海の生き物たちを親しみのあるものにしてくれます。(かつ)