ぷれす通信

communication

クライアントの皆様へ(2017/02/13)

「岐阜信長 歴史読本」誤植報道に関する説明とお願い

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

 さて、このたびネットニュースやテレビ報道等ですでにご承知のことと思いますが、株式会社KADOKAWAより発行された「岐阜信長 歴史読本」の大量の誤植により、同誌の回収・刷り直しが報じられました。弊社は昨年末、同誌編集長より依頼を受け、年末年始の極めて短い期間の中で精一杯に校正作業を行い、納品いたしました。しかし、弊社からの指摘が多く修正されないまま出版されてこのたびの報道となってしまいました。2月10日、同社ビジネス・生活文化局長より「ぷれすにはなんら落ち度はない」旨の謝罪電話がありました。(経過は弊社公式サイトに公開中。近日中に同社も対応する旨を約束しています)

 弊社が校正を行った後、同誌編集部内においてどのような処理が行われ今回の事故に至ったか、同社内において調査中とのことです。ただ、報じられた箇所は、すべて弊社の校正において入朱(あるいは鉛筆による疑問出し)しているか、もともと校正時のゲラには記載のなかった事項などです。

 弊社は校正・編集プロダクションとして創業38周年を迎えます。現在まで、校正という業務に真摯に取り組み、コツコツと実績を築き、皆様からの「信用」を礎に事業を営んでおります。しかるに、これまでの報道を見聞きしておりますと、その多くが「校正」に原因があるとの印象を与えており、ネット上で一部、誤解を生み、いわれのない中傷にもつながっています。このことは、前述のように、確実に校正を行った弊社にとっては極めて遺憾なことです。

 クライアントの皆様方には、ご不安やご心配をおかけしていることもあるかと思いますが、弊社の校正・校閲は常に万全の態勢で業務にあたっております。どうか、事情ご理解のうえ、ご安心をいただきますよう心よりお願い申し上げる次第でございます。

 本来なら拝眉のうえ、ご説明をすべきところでございますが、取り急ぎ寸書にて失礼いたします。不十分な点は、お伺いして補足説明させていただくことも吝かではありませんことを申し添えます。

 ご多忙のところお読みくださり、どうもありがとうございました。

 今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

 

株式会社ぷれす

代表取締役 奥村侑生市

校閲部長  山本雅範